〔Ⅱ〕キャリアマネジメントの《プロセス》
1)自己理解
「キャリアマネジメント」の『基点』となるのが、この「自己理解」です。ここは“重要なポイント”です。一般的に「始点」を「キャリアプランを立てる」とするようですが、この「自己理解」を飛ばしてしまうと「キャリアの方向性」を見誤まる可能性が出てきます。
そしてまた、この「自己理解」を深めるためには、5)「リフレクション」が重要になります。
2)「キャリアプラン」を立てる。(「キャリアデザイン」を描く。)
これまでの経験を通して、自分の進みたい「道(キャリア)」の計画を立てます。「プラン」は一つとは限りません。「意味のある副業」をしている場合は、複数の“キャリア”になる場合もあるでしょう。
3)「キャリア開発」
目標とする「キャリア」を実現するために必要な“能力開発”を行います。
4)「キャリア形成」
「キャリア開発」を繰り返しながら、自己の“キャリアの実績”を積み上げて、“キャリア成長”を確認していきます。“キャリア成長”に“エンド(終わり)”はありません。
5)「リフレクション」
一般に、「振り返り・内省・反省」という意味で使われます。
しかしここでは、「新たな気付き」を経て、「新たな行動」へとつなげる“未来志向”の考え方の「意味付け」(センスメイキング)をしていかなければなりません。“反省”して終了ではありません。常に、“キャリアの実績”を基点として、更に新たな“キャリアの方向性”を見つけ出します。
そしてその後、変化している自分自身を再確認するため、改めて基点である『自己理解』が必要となります。それを、次のサイクルから「キャリアプラン」で始めてしまうと、「新たな自己理解」が発見できません。また、「キャリアデザイン」の描き方も変わってきます。
この「リフレクション」は、「キャリアマネジメント」において“新たな自己成長”を認識する最も重要な手段です。
従って、「キャリア成長」を確認するためにも積極的に実行することが重要になります。
● そして、この“プロセス”のサイクルを、節目節目で回していくことが必要です。
「自己理解」を重ねることで、「キャリアの成長」を確認していきましょう!
※㊟ 更に詳細は 「リフレクション」へ!
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