Career-Management1

2つの視点から、この「キャリヤマネジメント」の有用性を見ていきます。

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1)時代的な背景の変化

 今まで、終身雇用が一般的だった社会においては、企業側がある程度の“キャリア”のレールを敷いていたため、社員自身が“キャリア形成”について深く考えるという必要性がなかったということです。

 しかし、現代においては、ビジネスの「グローバル化」「働き方改革」など、社員を取り巻く環境が日々変化してきました。
 そして、“人材の流動性”が高くなり、よりよい“環境”や“キャリア”を求めて、気軽に転職する時代になってきました。

 そのため、社員一人ひとりが“自己成長”について、「主体的に考える」ようになってきたのです。そのため、「キャリア」という言葉が前面に押し出されてきて、誰もが自己の「キャリア成長のレール」を自分で敷いていくようになりました。

 そのため”自己のキャリア成長”を考えるための技術が『キャリアマネジメント』スキルです。

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2)「人材開発」の視点

 これまで企業は、「人材開発」においては画一的・均一的な指導を行ってきました。それでも十分な成果が期待できたからです。

 しかし、時代の変化と共に、社員の求める“キャリア”が多様化してきたため、企業の「人材開発」の視点も変化してきました。

 そのため、企業は社員に対して積極的に「キャリア成長」を促すことで、社員一人ひとりの「“力量”を最大化」して、企業の“成長力”を高めるために「人材開発」重要になってきました。

 また、企業としても「キャリアマネジメント」技術を取り入れて、社員一人ひとりを活かして「自己の“キャリア成長”」を目指してもらわないと、この「人材不足の時代」に生き残れないと、積極的に動き出しました。

 そして、今では、「社員のキャリアを活かしている企業」「活かしていない企業」とでは、「社員定着率の“差”」として現れ、それがまた、「企業成長の“差”」として、歴然として現れて来るようになってきました。

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 この5月の新聞記事の引用ですが、入社早々4割の社員が「転職検討」と掲載されていました。社員はこの企業では、自己の「キャリアプラン」が実現できない、つまり、自己の“キャリア成長”が望めないと判断したからでしょうか。「人材倒産」もまた増えてきています。

 「キャリアマネジメント」は、各企業における“固有のマネジメント”技術です。構築し確立していけば、それは、「企業固有の”人材開発技術”」になります。すなわち、”キャリアマネジメント”技術を持つ固有の”企業文化”となるわけです。

 従って、固有の”企業文化”となれば、他社が簡単に真似できない”文化”として、先発の”優位性”が発揮されていくでしょう。それは、社員の“評判”です。そして、その文化(ブランド)を絶やさないように、育てていくことが重要になってきます。
 「人材不足の時代」においては、特に中小企業においては”先発の優位性”は決定的となります

 《オフイス・ニッタイ》では、社員の「キャリア成長」に寄り添うと共に、企業においては”キャリアマネジメント”を補佐する「キャリア・ドクター」として、”キャリアマネジメント”のノウハウ“コンサルティング”していきます。

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