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 日経新聞(2024.4.1 朝刊1面)において、国内の主要企業122社のうち121社の経営者の「夢」を発表しました。それは、これまでの「縮小均衡の経営」を捨て、世界に打って出る戦略でした。
 そして、その夢に共感した社員が“成長のエンジン”となり、夢は“人を動かす力”でもあり、夢は“成長の原動力”にもなる、と語りました。

 「夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし」。これは、資本主義の父と言われた渋沢栄一のコトバです。かっての名経営者も“夢”を語っていました。

 さて、大企業と比べて社員との距離が近い中小企業経営者の皆さんは、これからの“夢(ビジョン)”を、社員一人ひとりの“キャリア成長の支援”に結び付けて力強く、そして自信を持って語っているでしょうか?

 そして、(2024.5.9 朝刊)日経新聞で、「新入社員4割が転職検討」の記事よると、新卒の4割は「転職を視野に入れている」ということです。

 そして、会社を辞めたい理由の1位「仕事にやりがい、意義を感じない(27%)」です。(リクルートマネジメントソリューションズ) 経営者の語る“夢”は新入社員の描く“夢”とはかけ離れた“夢”だったようです。

 今の若い人は「会社の現状に対する“不安”よりも、自己の“キャリア成長の支援”における“会社の姿勢”への不満の方が大きい」という“気持ち”を、経営者は残念ながら理解できていなかったようです。新入社員の描く“夢”を正しく理解していかないと、社員は間違いなく、”転職を考えて”いくでしょう。

 したがって、中小企業においては、「社員一人ひとりの“キャリア成長”に寄り添っている」という「企業姿勢」明確に示していかなければ、今の就職希望者から「選ばれる企業」に入ることができないでしょう。これは、事業規模を大きくする一つのチャンスを潰してしまうということです。

 その当時の「年功序列」「終身雇用」という制度は、個人の生活を保障するという“個人と企業”強い関係性があった時代のものです。その時代では、個人は企業に“忠誠を尽くす”というあり方が一般的でした。

 しかし今の時代、“一つの企業で生涯安泰である”という保証はどこにもありません。そして、「変革と創造の時代」であるからこそ、今の就職希望者は、“汎用的な能力”が身に付く「キャリア支援」を適えてくれる企業を選択しています。

 したがって、「選ばれる企業」になるためには、「キャリア支援」“仕組み”が、“企業の体制”として“明らかに”確立され、又運用されていなければ、社員は“安心・安定”な状態で働けません。

 つまり、それは企業として「経営政策」の中心に『キャリアマネジメント』の施策が確立されているということが前提にあります。そして、その「企業姿勢」“社内で客観的”に示されていなければなりません。
 それが、就職希望者が一番気にしている“条件”であります。

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