社員一人ひとりの“個”を活かすことが

企業の“人的資本”となり

“企業成長力”の源泉となる

《キャリアマネジメント&キャリアコンサルティング》    __office-nittai

主       旨
お知らせ

 [Ⅰ] 夢を語り始めた主要企業の経営者達!

 

 日経新聞(2024.4.1 朝刊1面)において、国内の主要企業122社のうち121社が経営者として「夢」があると発表した。これまでの「縮小均衡の経営」を捨て、世界に打って出る戦略を語り出しました。
 そして、社長の語る夢に共感した社員が“成長のエンジン”となり、動き出した会社に人もお金も集まるようになってきた。は人を動かす“力”であり、そしてまたは成長の“原動力”である。

 「夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし」。これは、資本主義の父と言われた渋沢栄一のコトバである。かっての名経営者も“夢”を語りました。

 さて、大企業と比べて社員との距離が近い中小事業経営者の皆さんは、これからの“夢(ビジョン)”を、社員一人ひとりにどのように語っていくのでしょうか?

 今、この「変革と創造の時代」においては、「事業の成長」は社員の“キャリア成長”を十分に活かしていくことが「優先課題」となります。特に、社員一人ひとりの“存在価値”が大きい中小事業経営者においては、この課題は“重要”です。
 そして、「社員のキャリア成長を活かしている企業」は、そうでない企業と比べて、この人材不足の時代においては「企業成長力の“差”」として歴然として表われてきます。

 なぜなら、“自己のキャリア成長”社員の働きがい」“原動力”だからです!
 そのため、中小事業経営者においては、積極的に社員の“キャリア”を育てていく「態勢の確立」を“事業計画”の一つとして実施する必要が大切だと思います。
 そして、それを自社の「企業パーパス(目的、存在意義)」として明らかにすることで、社員自らが「“使命感”と“誇り”」を抱き、この会社で安心して「自己成長」の夢を描くことになるでしょう。

 この時代、“社員の気持”「会社に対する“不安”よりも、「自己成長」に対する“不満”の方が大きい」ということです。
 もし、社員が「この会社では“自己成長”できない!」と一旦感じたら、「転職に踏み切る可能性」が大きくなります。なぜなら、この「人材不足の時代」、転職に対する抵抗は小さいからです。このことを強く認識する必要があります。

 “多様性の時代”においては、常に“予想外”のことが起こりえます。この予想外の事態・変化に直面したとき、上司の「お伺い」を待っていては、世の中のスピードに対応していけません。
 したがって、社員一人ひとりに対して、常に「自律性の発揮」が要求されます。しかし、中小事業経営者の場合、日常的に経営者等がそこまで支援する余裕がないのが実情でしょう。

 今この時代、働く人が職場で重視しているのは「この企業で、自己成長できるのか?」ということです。
 そこで、経営者は社員に対して常に「社員の自己成長プロセス」を語っていかなければなりません。そのためには、組織として、『チーム』という“環境(文化)”を形成することが必要になってきます。ここでは、社員が“自律的”に学び、かつ“自己成長”する「場」です。つまり、それは「自律型組織」としの存在です。
 単なる「グループ」「チーム」の大きな違いです。

 『チーム』には「一つの共通目標」が必要です。そして、チーム全員がその“共通目標”の達成に対して“力”を合わせて頑張ることになります。その中で、一人ひとりが自分に与えられた役割に対して“自律性”を発揮することを学び“成長”していきます。
 つまり、『チーム』“自律型組織”の「原型」であり、社員の「自己成長」“場”として、上手く活用することが、これからの「企業成長」の要となっていくでしょう。

 しかし、「チームが一つにならない」原因の一つとして、この「共通目標」が曖昧なため、「全員の力」が結集できていない場合が多く見受けられます。
 そして、もう一つ大事なポイントがあります。それは、チームの“場”というものは「心理的安全性」の“場”であるということです。多くの組織が“チーム”として成立しない原因は、このポイントが欠けているからです。

 こうして、上記2つの問題点をクリアして、無事「チーム」としての基盤が“強固”なものになれば、次の段階として「組織の仕組み」を考え、「組織の拡大」へと進むことも可能となるでしょう。

 この4月1日(2024年)、Ⅰ)で述べたように主要企業の経営者の皆さんが発表した新事業年度に向けた「夢」は、現場の部署ではどのように受け止められているのでしょうか。
 また、5月9日日経新聞(朝刊)において、「新入社員4割が転職検討」の記事が載っていました。新卒の4割は転職を視野に入れているということです。
 又、会社を辞めたい理由の1位は「仕事にやりがい、意義を感じない(27%)」です。(リクルートマネジメントソリューションズ) 経営者の語る“夢”は新入社員には響いていないようです。と言うか、新入社員の気持とかけ離れた“夢”だったのでしょう。

 Ⅱ)でも述べましたように、今の若い人は「会社に対する“不安”よりも、「自己成長」に対する“不満”の方が大きい」という考えは、働いている人一般が持っている“強固な意志”として認識しておかなければならないことです。

 しかしまた、これが現実なら、中小企業にも「人材募集」により事業規模を大きくするチャンスがあるということです。
 つまり、社員の“成長”を促す「キャリア教育」に企業が本気で“努力”をしているという積極姿勢を見せていけば、その企業に「身を置いて」くれる、ということになるでしょう。
 しかし、その「企業姿勢」が単なる形式的なものであれば、社員は自らの「自己成長」を求めて、「終身雇用」に代わる「スキル、知識、経験」といった“自らを守ってくれるもの”すなわち、「自己のキャリア成長」を適えてくれる企業を探す旅に出ることになるでしょう。

 ここに、明確な「企業姿勢」が問われることになるでしょう。つまり、社員に対して「“社員の成長”への企業姿勢」「企業成長」に対する“経営ビジョン”を明確に表明することです。

《キャリアマネジメント》とは?

 「キャリアマネジメント」は、将来のキャリアの目標を定め、それを適えるための計画を立てて実行することを指します。そして、環境に任せて自己の“キャリア”を築くのではなく、自らキャリア上の目標を設定し、計画的に実行していくことが大切となります。
 又、「キャリアマネジメント」は、個人の能力向上や優秀な人材の確保にも繋がっていきます。

〈具体的な進め方のステップ〉

① キャリアプランニングする:
 自分のキャリア目標を定め、それを実現するための“キャリア”の築き方を検討する。目標を明確にしたら、達成のための道筋を考えます。
② 能力を開発する:
 プランを実現するために、必要な能力を習得するための行動計画を立てる。研修や実務経験を通じてスキルを向上させます。
③ 内省と行動を継続する:
 「プランニング」と「能力開発」を通して“キャリア”を構築する。そして、定期的にプランを見直し、行動を継続していくことが重要となります。

 「組織内キャリアマネジメント」は、企業が従業員に対して行うキャリアマネジメントであり、人材の育成や開発を目的としている。従業員の「転機」が起こったタイミングで“キャリア”を改めて考えさせることにより、未来のビジョンを明確にさせやすくなります。
 具体的な施策としては、異動や配置換え、研修、面談、スキル習得支援などがあり、働き方や社会の変化に伴い、適切なキャリアマネジメントを行うことが望まれます。

〈 企業に対する支援 〉 

○ キャリアマネジメント・コンサルティング:
 経営者や管理職に対して、社員のキャリアパスや成長戦略を策定する支援。社員のスキルや適性を活かし、組織全体の成果に繋げるための戦略の提案。

○ キャリア教育プログラムの設計:
 社員の自己成長を促進するための教育プログラムの企画・設計。スキルアップやリーダーシップの向上等、個々のニーズに合わせた教育支援。

○ キャリアプランニングの支援:
 社員一人ひとりに対して、キャリアプランニングの支援を行います。目標設定やスキルの習得の支援等、自己成長の機会を促します。

○ 組織文化の構築を支援:
 チームや組織の文化を整備し、社員が自律的に考え・行動する環境、又、社員の多様性を尊重する心理的安全性のある環境の構築を支援していきます。

 ○ 経営者・役員に対するキャリアマネジメント研修 ← クリック

 ○ 中堅管理職・リーダー等に対するキャリア研修

 ○ 一般社員に対するキャリア研修

 ○ 一般のシニア・ミドル層の“キャリア自律”研修(離職者含む)

(※ 一般対象の「セミナー」においては、現在、大阪市中央区本町橋/大阪商工会議所・会議室を拠点として利用しています。また、組織・団体等のご依頼があれば、県外でも、相談に応じていきます。)

(URL)https://www.osaka.cci.or.jp/access/access_cci.html

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                                     (ザ・ビジネスモールに掲載)    

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